
「ほどなく、お別れです」って、どんな順番で読めばいいの?
と気になっていませんか?
このシリーズは葬儀社で働く主人公・清水弥生の視点を通じて、人と人との“お別れ”を優しく描いた心温まる物語です。
今回はそんな「ほどなく、お別れです」シリーズをネタバレなしで読む順番と感動ポイントに分けてわかりやすく解説!
「泣けるだけじゃない」「読後にあたたかい気持ちになれる」と話題の作品を、ぜひこの機会に読んでみてくださいね。
「ほどなく、お別れです」シリーズとは?
「ほどなく、お別れです」」シリーズは長月天音さんが描く
人の「別れ」と「想い」を温かく描いた小説シリーズ
舞台となるのは、家族葬を専門に行う小さな葬儀社。
葬儀を通してさまざまな人間模様が浮かび上がり、涙と優しさに包まれるストーリーが魅力です。
暗くなりがちな「死」や「別れ」というテーマをそっと寄り添うように描いているのが大きな特徴。



読むときっと、誰もが「大切な人との時間を大事にしたい」と思える、そんな心に響く作品と言えるでしょう
次は、この『ほどなく、お別れです』シリーズの読む順番について紹介していきます!
「ほどなく、お別れです」シリーズの読む順番はこれ!
「ほどなく、お別れです」シリーズは、現在までに全3作品が刊行されています。
- ほどなく、お別れです
- ほどなく、お別れです それぞれの灯火
- ほどなく、お別れです 思い出の箱
物語はそれぞれ完結しているものの、登場人物や背景にはつながりがあります。
ここではシリーズを読む順番と、それぞれの特徴を簡単に紹介します。
第1作『ほどなく、お別れです』
シリーズの原点となる1冊。
家族葬専門の葬儀社「心月堂(しんげつどう)」に勤める女性スタッフ・清水弥生が、さまざまな“お別れ”の場面を通じて成長していく物語です。
ここからシリーズの世界観と、優しいトーンが始まります。
第2作『それぞれの灯火』
第1作の続編として、弥生や同僚たちのその後が描かれます。
新しい依頼や心に残る葬儀を通して、登場人物それぞれの想いが深く描かれていきます。
よりキャラクターへの共感が増す1冊です。
第3作『思い出の箱』
シリーズ最新作。
弥生たちが関わる新たな依頼には、意外な過去や家族の秘密が関係していて…?
これまでの登場人物も再登場し、シリーズの集大成とも言える構成になっています。
「ほどなく、お別れです」それぞれのあらすじと感動ポイント
「ほどなく、お別れです」シリーズは、どの巻にも心がじんわり温まるエピソードが詰まっています。
ここでは、それぞれの作品のあらすじと感動のポイントをネタバレなしで簡単に紹介していきます!
『ほどなく、お別れです』のあらすじと見どころ
主人公・清水弥生は、未経験ながらも家族葬専門の葬儀社「心月堂」に転職。
最初は戸惑いながらも依頼人の思いや悩みに真剣に向き合う中で、少しずつ葬儀の奥深さとやりがいを感じ始めます。
弥生が出会うのは家族に感謝を伝えられなかった人、愛する人を失って前に進めない人…そんな人々の「お別れのかたち」。
泣けるだけじゃない、前向きになれるやさしいエピソードが詰まっています。
『それぞれの灯火』のあらすじと見どころ
弥生の仕事にも少しずつ慣れてきた頃、また新たな依頼が舞い込みます。
一人ひとりの「灯火(ともしび)」に込められた思いを大切に扱う弥生の姿が印象的
中でも、夫に先立たれた女性の話や親子のすれ違いを描いたエピソードは、多くの読者の涙を誘いました。
第1作よりも人物描写が深まり、感情移入しやすくなっているのが特徴
『思い出の箱』のあらすじと見どころ
シリーズ第3作は「思い出の箱」という遺品整理の依頼から物語が始まります。
一見シンプルな依頼の中に隠された秘密や家族の過去が徐々に明かされていき、物語は思わぬ方向へ。
弥生の人間的な成長も丁寧に描かれ
シリーズの締めくくりにふさわしい感動作
「ほどなく、お別れです」まとめ読みするならここに注目!
『ほどなく、お別れです』シリーズは、それぞれの巻ごとに物語が完結していながら、全体を通して読むことでより深い感動が得られる構成になっています。
ここでは、まとめ読みする際に特に注目したいポイントを紹介します!
シリーズを通して描かれる「別れ」と「再生」の物語
このシリーズでは「お別れ」をテーマにしながらも、決して重くなりすぎず読者の心をそっと癒してくれるストーリーが展開されます。
登場人物のそれぞれが亡くなった人との思い出を大切にしながら、前を向いていく姿はとても前向きで温かい。
涙だけではなく読後にじんわりと希望が残る作品
特に、弥生自身の成長が3巻を通して描かれているので、順番に読むことでその変化がよりリアルに感じられます。
読後感レビュー|優しく温かい気持ちになれる小説
- 「泣けるだけじゃない。読んだ後、家族に会いたくなった」
- 「自分自身の“お別れの準備”について考えるきっかけになった」
- 「静かな感動が何度も押し寄せる、そんな小説」
長月天音「ほどなく、お別れです」読了。小学館文庫小説賞受賞作。新潟出身の方ということで手に取った。葬儀場でバイトする美空の視点で描く3話。お仕事小説かと思ったらちょっと違う。美空、漆原、里見のキャラが絶妙で、文体も柔らかく、死が絡む悲しい話なのに暖かみのある一冊。
— 水色 (@sky_blue6233) February 3, 2019
長月天音さん著『ほどなく、お別れです 思い出の箱』読了。シリーズ3作目。スカイツリーにほど近い葬儀場である坂東会館で働く20代の女性が主人公のお話。今作はお仕事小説感が強かったけれど遺族や故人にまつわるエピソードではやはり泣けて。さらなる続篇を希望(*^^)v *6#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/k3Vp7gO6PP
— よーた (@PurpleYohta) January 19, 2023
読者からはこんな声が多数寄せられており、心に寄り添ってくれる物語を求める人にはぴったりの一冊です。



次の読書に迷っている人や、心が疲れてしまった人に、ぜひ読んでほしいシリーズです
まとめ
今回の記事のまとめです。
- 「ほどなく、お別れです」シリーズは全3巻構成で、読む順番は
①ほどなく、お別れです
②それぞれの灯火
③思い出の箱 - それぞれの作品に、葬儀という“お別れの場”を通じた人と人との深い絆が描かれている
- 主人公・清水弥生の成長と変化がシリーズを通じて楽しめるのもポイント
- 泣けるだけでなく、優しさと前向きさをもらえる読後感が魅力
シリーズを通して読むことで、きっと「大切な人との時間を大事にしよう」と思えるはず。
静かに心に染み込む、そんな小説を探している人にはぴったりの1冊です。

