Netflixで世界中に衝撃を与えた韓国ドラマ『イカゲーム』。
大人向けの社会派サバイバル作品として高く評価される一方で、その過激な描写が問題視され、「子どもが見たがって困っている」という保護者の声も少なくありません。
実際に、私自身も中学生の子どもに「みんな見てるから」と言われ、対応に悩んだ一人です。
この記事では、親の立場から『イカゲーム』の年齢制限や子どもへの影響、我が家で実際にどのように対応したかをご紹介します。
『イカゲーム』ってどんな作品?ざっくり説明
『イカゲーム』は、多額の借金を抱えた人々が大金をかけて命がけのゲームに挑む韓国のドラマ。
「だるまさんがころんだ」「綱引き」など、日本でもおなじみの遊びを題材にしているため、子どもにも一見親しみやすく感じられます。
しかしその内容は、失敗すれば即死、流血や暴力シーンも多く、大人でも目をそむけたくなる描写がある作品です。

子どもの遊びが含まれているだけに、子供が興味を持つのは無理ありませんね
子どもが見たがったとき・我が家でどうしたか
実際に中学生の子どもが「みんな見てる」と言い出した
ある日、私の中学生の子どもが「クラスの子がみんな見てるんだって」と言い出しました。
どうやらYouTubeのショート動画やSNSで断片的な情報を得て興味を持った様子。



YouTubeでは、見ることが出来てしまいますよね
「ダメ!」と頭ごなしに否定するのも逆効果だと思い、我が家ではまず一緒に内容を確認してみることにしました。
一緒に1話を見て判断することに
Netflixで1話目を一緒に見てみました。
最初は静かな導入でしたが、中盤からは殺人ゲームが始まり、参加者が次々と撃たれていきます。
子どもも思った以上のショックを受けたようです。
「これは無理」と途中で停止
そこからは冷静に話し合い「これは中学生が見るには重すぎるね」と納得してくれました。
『イカゲーム』の年齢制限は?
Netflixでは『イカゲーム』は「16歳以上対象」と表示されています。
殺人・暴力・性的描写・精神的ストレスの強いシーンが含まれているため!
各国のレーティング比較
イカゲームは日本では年齢制限16歳以上ですが、他国では以下のようになります。
国・地域 | 年齢制限 |
---|---|
日本 | 16歳以上(Netflix基準) |
韓国 | 19歳以上(成人指定) |
アメリカ | 17歳以上(TV-MA) |
イギリス | 15歳以上 |
このように、多くの国で“未成年には不適切”という判断がされています。
韓国では成人指定になっているのですね!
子どもに与えるかもしれない影響
『イカゲーム』の内容は、単にショッキングなだけでなく、未発達な子どもの精神に与える影響も懸念されています。
主な懸念点
イカゲームの内容が子供に与えるかもしれない主な懸念点です。
懸念 | 内容 |
---|---|
暴力への耐性 | 流血や殺人を繰り返し観ることで、暴力に対する感覚が鈍くなる恐れがある |
命の軽視 | 「人が死ぬ」ことが当たり前のように描かれており、命の重みが軽視される危険性 |
トラウマ | 残虐なシーンがトラウマとして残る可能性も |
また、「イカゲームごっこ」として学校で模倣するケースも報告されており、現実社会に悪影響を及ぼす例も出ています。


我が家で話し合ったこと
「見ちゃダメ」で終わらせるのではなく、子どもとしっかり話し合うことにしました。
話し合いで意識したこと
- なぜ年齢制限があるのか、具体的に説明する
- 見たらどんな影響があるか、一緒に考える
- 「みんな観てるのに自分だけ…」という気持ちにも共感を示す
- 代わりに楽しめる作品を一緒に探す
年齢制限がない、スリリングなドラマなどを一緒に探します。
まだ特に、小学生ぐらいだと話の内容が難しいので、ただその映像だけが頭に残ってしまい、恐怖感を持ってしまうでしょう。
とてもおすすめできないですよね。
まとめ|禁止だけではなく「一緒に考える」が大切
『イカゲーム』は間違いなく傑作であり、社会的メッセージ性も高い作品です。
ただし、視聴には年齢制限があり、子どもに与える影響も小さくありません。
大切なのは、頭ごなしに禁止するのではなく、「なぜダメなのか」を一緒に考えること。
そして、年齢に合った代替作品を提案することで、子どもも納得しやすくなります。
子どもが興味を持った作品をきっかけに、命の重みや社会の格差といったテーマについて、親子で話し合える機会にできるといいですね。