2025年10月10日、ショパン国際ピアノコンクールはいよいよ2次予選へ。
日本からは、進藤実優さん・牛田智大さん・中川優芽花さん・桑原志織さん・山縣美季さんの5名が出場します。
本記事では、2次予選の日本人出演順・演奏日時(日本時間換算)・注目ポイントを一覧でわかりやすく紹介。
演奏順による印象の違いやSNSでの反応なども合わせてまとめています。
日本人ピアニスト5名の2次予選出演紹介
桑原志織(Shiori Kuwahara)
演奏日(現地):10月10日(金)
日本時間:10月11日 午前0:00(夜の部 先頭)
使用ピアノ:スタインウェイ
年齢:29歳
・注目ポイント
落ち着いた佇まいと知的な構成力が特徴の桑原さん。
夜の部トップバッターとして会場の空気を一気に引き締める存在です。
スタインウェイの透明感ある響きがどう生かされるか注目です。
中川優芽花(Yumeka Nakagawa)
演奏日(現地):10月11日(土)
日本時間:10月12日 午前1:30(夜の部 中盤)
使用ピアノ:カワイ
年齢:23歳
・注目ポイント
ドイツを拠点に活躍する中川さんは、端正な音色と緻密な構成力が魅力。
夜の部中盤という聴き手の集中が高まる時間帯に登場し、
その安定したタッチで聴衆を惹きつけるでしょう。
進藤実優(Miyu Shindo)
演奏日(現地):10月12日(日)
日本時間:10月12日 19:45(昼の部 後半)
使用ピアノ:スタインウェイ
年齢:23歳
・注目ポイント:
1次予選でも「心に響く音」と話題を呼んだ進藤さん。
2次予選では構成の緻密さと深い表現力が問われます。
夕方〜夜にかけてのステージで、聴衆の記憶に残る演奏になるはず。
牛田智大(Tomoharu Ushida)
演奏日(現地):10月12日(日)
日本時間:10月13日 午前0:00(夜の部 先頭)
使用ピアノ:スタインウェイ
年齢:25歳
・注目ポイント
日本を代表する実力派ピアニストの一人。
夜の部の冒頭での登場は注目度抜群。
「音が光る」「構成が美しい」と評される牛田さんが、世界の聴衆にどんな音を届けるか期待が高まります。
山縣美季(Miki Yamagata)
演奏日(現地):10月12日(日)
日本時間:10月13日 午前2:45(夜の部 後半)
使用ピアノ:カワイ
年齢:23歳
・注目ポイント
冷静な集中力と繊細な表現が魅力の山縣さん。
夜の部終盤という静寂の時間帯に登場し、その“余韻の美しさ”で会場を包み込むような演奏が期待されます。
📖 出典:ピティナnote「ショパンコンクール2次予選 演奏順発表」(2025年10月8日公開)
※発表後に微調整が入る可能性があります。
2次予選の演奏順から見る日本人ピアニストの傾向と注目ポイント
2025年のショパン国際ピアノコンクール2次予選では、日本人ピアニスト5名のうち4名が「夜の部」に配置されており、全体的に後半寄りの演奏順となっているのがわかりますね。
この配置には偶然とはいえ、音楽的にも興味深いポイントがあると考えることができます。
夜の部に集中する日本勢 ― 聴衆の集中力が高まる時間帯
夜の部は、現地ワルシャワでは17時以降に始まり、
日本時間では深夜〜早朝にあたる時間帯です。
この時間は聴衆も落ち着いて音に集中できるため、
静けさの中で響く音色や細やかな表現力が際立ちやすいといわれています。
特に、進藤実優さんや山縣美季さんのような繊細なタッチのピアニストにとっては、この環境がむしろ有利に働く可能性が考えられます。
また、牛田智大さんのように「夜の部先頭」で演奏するピアニストは、会場の空気を作る“最初の音として強い印象を残すチャンスでもあります。
昼の部の進藤実優さん ― 光の時間帯で際立つ音の透明感
2次予選では唯一「昼の部」に登場する進藤実優さん。
午後の自然光が差し込む会場での演奏は、音の明るさや透明感が際立つ舞台となります。
その柔らかな音色と構成力がどのように響くか、多くのファンが注目するでしょう。
演奏順が与える心理的影響 ― 「後半は有利」説も?
審査員や聴衆にとって、演奏を多く聴いた後半ほど印象が残りやすい、いわゆる“後半有利説”が語られることもあります。
今回、日本勢の多くが後半に登場することから、
終盤で記憶に残る演奏を届けられるかが鍵になりそうです。
一方で、先頭で演奏する桑原志織さんのようなポジションは、早い時間に会場の空気を整え、「第一印象」で審査員を惹き込む力が求められるでしょう。
▶【ショパン2025】1次予選結果|日本人ピアニストの演奏に感動の声!
SNSでも「夜組が強い」「進藤さんの時間帯が理想」と話題
X(旧Twitter)では、ファンの間で
・「夜組が多い!音がきれいに響きそう」
・「進藤さんの時間帯がちょうど観やすい」
といった声がすでに上がっています。
ファンの熱量の高さが、この大会の注目度を物語っています。
※情報は(参考:ピティナ note「ショパンコンクール2次予選 演奏順発表」)をもとにしています。
最新スケジュールはショパン公式サイトでもご確認ください。
まとめ|2次予選でも日本人ピアニストが存在感を放つ!
2025年のショパン国際ピアノコンクール2次予選では、日本人ピアニスト5名がそれぞれの個性を輝かせながら挑戦します。
夜の部に多く配置された今回のステージでは、
静寂の中で響く音、そして一音一音に込められた思いが聴く人の心に深く刻まれるでしょう。
1次予選を経て、さらに洗練された表現を見せる
進藤実優さん・牛田智大さんをはじめ、中川優芽花さん・桑原志織さん・山縣美季さんの多彩な音楽性にも期待が集まります。
「日本勢の層が厚い」「どの演奏も心に残る」と
SNS上でも熱いコメントが飛び交っており、世界の舞台で日本の音楽教育・演奏レベルの高さが改めて注目されています。