映画『8番出口』は実話?大阪の地下通路モデルとの関係を解説

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映画『8番出口』は「現実にありそうで怖い」と話題のホラー作品です。

そのため「これって実話?」「モデルになった駅があるの?」と気になる人も多いですが、結論から言うと 実話ではありません。

ただし、清澄白河駅や開発者が通った大阪の地下通路がモデルになったと言われています。

本記事では、その真相と“実話っぽく感じる理由”を解説します。

目次

『8番出口』は実話ではない

『8番出口』は、映画もゲームも完全なフィクションです。

特定の事件や事故を題材にしたわけではなく、ホラー作品として「日常空間の不安」を描いたものです。

それでも「実話では?」と囁かれるのは、作品のリアリティが尋常ではないからです。

無限に続く地下通路や、じわじわと訪れる違和感は、多くの観客に「自分の普段の生活でも起きそうだ」と錯覚させました。

実話ではないとわかっていても、リアルに迫ってくる怖さこそが『8番出口』の大きな魅力なのではないでしょうか

『8番出口』が実話のように感じる理由

地下通路のリアルさから

『8番出口』が“実話のように”感じられる最大の理由は、舞台が誰もが日常で使う「地下通路」であることです。

無機質な壁や単調な照明、時間帯によっては人が少なくなる独特の雰囲気は、観客自身の経験と重なるのではないでしょうか。

異変の小さな積み重ねから

作品内で描かれるのは、怪物や派手な事件ではなく「通行人の動作が不自然」「看板が違う」といった小さな違和感。

こうした“わずかなズレ”が繰り返されることで、現実と地続きに思えてしまい、「これは実際に起きた出来事では?」と錯覚させるのと思われます。

この「小さな異変の積み重ね」が一番の怖さだと感じます。
観客の想像力を刺激して、自分の通勤通学路に投影してしまうからだと、思わずにはいられないです

清澄白河駅モデル説は本当?

『8番出口』の舞台は清澄白河駅そのものではありません。

ただし、B2出口の蛍光灯アートがゲーム版のイメージに影響を与えたとされています。

そのため「モデルになったのでは?」と話題になりましたが、映画は実際にはスタジオセットで撮影されています。

➡ 結論として、清澄白河駅は“完全なロケ地”ではなく、雰囲気の参考になった場所です。

聖地巡礼に訪れるファンもいますが、詳しいロケ地は別記事で紹介しています。

映画『8番出口』のロケ地はどこ?清澄白河駅モデル説と巡礼スポット解

『8番出口』の大元は大阪の地下通路?

開発者の証言

『8番出口』の開発者・コタケ氏は、X(旧Twitter)で次のように語っています。

つまり、作品の舞台は単なる想像ではなく作者自身が“毎日体験した風景” がベースになっているというわけです。

これは単なる「雰囲気が似ている」という話ではなく、日常の中で抱いた感覚が作品の核心に直結していることを意味するのでしょう。

専門学校時代ということは、毎日決まった時間に同じ地下通路を通る生活リズム。

その中で「いつもと違う雰囲気」「誰もいない時間帯に感じる不安」といった体験は、後に『8番出口』の“異変”のモチーフになったと考えられます

だからこそ、この証言はファンにとって大きな説得力を持ち、「あの怖さは開発者自身の原体験に基づいていたのか」と納得できる裏話 になっているのでしょう。

駅名は非公開

具体的な駅名は伏せられていますが、ファンの間では「天神橋筋六丁目(天六)」など長大な通路を持つ駅が候補にあがっています。

いずれにしても、大阪の地下通路特有の長さや閉塞感が作品の雰囲気を形作った のは間違いないでしょう。

結論として、『8番出口』のリアルな空気感は、開発者自身が通った“大阪の通学路”が原点と言えます。

これが「実話っぽい」と錯覚させる大きな要因になっているのですね

まとめ

『8番出口』は実話ではありません

ただし、清澄白河駅の蛍光灯アートや、コタケ氏が大阪の専門学校時代に通った地下通路がモデルとなっており、そのリアルさが「実話っぽさ」を漂わせていると言えます。

そのギリギリの境界線を狙ったことこそが、『8番出口』が多くの人の心に残る理由ではないでしょうか。

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    :映画『8番出口』が怖い本当の理由とは?演出・構造・心理の仕掛けを徹底考察

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